kawajiroのブログ

映画、アニメ、ドラマ、TV番組の感想や好きなお酒の話など趣味のブログです。

映画「新宿スワンⅡ」を観たので感想を書いてみる

本当は映画は映画館で観るのが一番良いと思うが、我が家の財務省事情とそもそも観に行く時間がない為、いつもWOWOWひかりTVで録画したのを後で観ている。

 

今回は前作も観たのだが、「新宿スワンⅡ」をやっと観れたので感想を書いてみる。

ちなみに自分は漫画は未読である。

 

あらすじ

前回はスカウト会社のバーストとハーレムの抗争劇で、結果的にハーレムを吸収合併して大きくなったバースト社。

でも、でかくなりぎたのもあってこのまんまじゃ経営困難で倒産しちゃう( ゚Д゚)

これはもう事業拡大しか手がねえだろ~と社長が提案したのは、横浜に全酒連て所がでかいキャバクラの店2つ出店するらしいからそこで仕事するぜ!!

幹部社員:「社長、横浜は滝王国でウイザードってスカウト社が完全に支配しているエリアで入り込む余地ありませんが・・・」

という非常にまっとうかつ、ありがたい忠告も無視して横浜へ自分の社員を送り込む事でお話のスタート♪

 

やくざがケツ持ちしているような会社だから、どブラックなのは最悪いいとしてせめて仁義や人情的なものはないのかと言いたい。勝ち目ほぼ0の戦場に社員を送り出すのは戦時中の特攻隊のやり方とほぼ変わらないだろう。よくこんな社長に皆ついていくな・・・

 

と、こんな感じで冒頭から色々ツッコミ所の多い映画なのだが、全部言っているとキリがないのでまとめてみた。

 

良かった所

  • バトルシーンは迫力があった。歌舞伎町と横浜のそれぞれでバーストとウイザードの乱闘、それに滝と瀧彦のタイマンバトルなどは観ていて面白かった。ただスカウトマンてなんで皆あんな喧嘩慣れしているのかな?あのくらいできるのがスカウトマンする最低条件だとしたら、普通の人間にはかなり採用のハードルが高そうだw
  • キャストが豪華。主人公の綾野剛をはじめ浅野忠信伊勢谷友介上地雄輔椎名桔平広瀬アリス山田優、など誰でも知っているような俳優、女優を大勢使っていたため、演技は大きな不安なく見ることができた

悪かった所(ツッコミ所)

  • 前作のハーレムの中心人物「秀吉」とバーストから突然消えた「洋介」。この2人の名前はキーワード的によく出てくるが、あまり映画では重要性を感じられない。秀吉を殺したのが誰なのか(結論は洋介だが)、そのネタを誰がどう扱うかで、組織内の勢力図が大きく動くというような事は感じたのだが、今回の映画ではそこはそんなに見所と思えず、無駄なキーワード連発に感じられた
  • 涼子ママが「死」を覚悟し、紋舞会会長の天野に「お店の弁償費2億払ってよね。ちゃんとしてくれたら、お望みの物を・・・」と直談判。会長「いい覚悟だ!」と凄んだのでどんな事になるのかと思いきや、涼子ママ普通にピンピン、元気にコンテスト会場にも出現していました。一体何だったんだ???
  • マユミ問題

①「闇金に借金があるの・・・」と竜彦に相談。「俺が話しつけてやる」と金融屋に乗り込む。その金融屋の話によると半年も本人に連絡つかないから、他の闇金に債権を売ったってことになっている。映画ではこの問題はこれでお流れ~~~

オイオイ!!それはどういう事なんだい( 一一)

ていうかマユミ。じゃあお前は一体今誰に借金返しているんだ?今債権を所有している闇金業者に会ったことがない? (んな訳ないやろーーー!)

竜彦君、とりあえずアディーレに連れて行って、後は弁護士の必殺技「過払い金請求」でもしてもらってこの件から手を引いた方が良いでしょう(≧◇≦)

②話から、なんだか住む家もないみたいな事言っているが本当か?じゃあどうやって、あの美貌というか体裁を保っているんだ?

③コンテストのダンス。なんか聞いたこともない音楽で、たいした踊りでもない(小学校の学芸会レベルでは!?)を披露。これは痛い・・・等と思っていると会場が異様に盛り上がり出し、審査員もしていた全酒連の会長まで立ち上がり「素晴らしかった」と感無量のご様子。一体どの辺が? 自分の見る目が悪いのか(T_T)

  • 滝VS竜彦のタイマンバトル。今回の映画のバトルシーンの見どころでもあったのだが、よくよく考えると関と滝の因縁の方が10年以上もあり、本来ならこの2人がガチンコでやるのが自然だと思うが、そのバトルの途中に登場して竜彦「関さん、こいつは俺にやらせてください。でないと腹の虫が収まりそうにないんです」みたいことを言い出す。いやいや・・・関のに比べたら、お前のはそこまでか?そしてあっさり交代する関も関だな!!(´゚д゚`)もう観ているこっちが疲れるわ!!

 

色々書いたが、やはり漫画の様々なストーリーを2時間程度の映画にまとめるのは難しく、どうしても無理や矛盾が生じてしまう。それ前提で漫画原作の映画は楽しまなければいけないなと改めて思った今日この頃である。